目的と用途

当社装置の活用シーン

センサやモータ、電子基板等を固定、防水、防熱するために欠かせない技術。

はじめに。「液体樹脂」を使用するメリットとは?

接着性や耐水性、電気絶縁性や耐熱性に優れた樹脂は、今や工業製品に欠かせない素材に。M&Kは、液体樹脂をワーク(電子基板やセンサなどを組み立てた部品)に注入する『2液ディスペンサー=2液樹脂自動計量混合吐出装置』を設計・製造する会社です。お客様の製品と製造現場に合わせたオーダーメイドのため、このディスペンサーはとてもニッチな技術といえます。液状樹脂を使用する目的は主に3つあり、ひとつはワークとワークの「接着・固定」。ふたつめはワーク内に液状樹脂を流し込み、「部品の封止」「防水」「防湿」「防熱」「防振」「放熱」といった役割を加えるものです。樹脂によって外部刺激に弱い電子部品を保護し、安定した性能を維持することができます。三つ目は「型への注型」です。試作型や量産品の型への樹脂の流し込み、特定の「カタチ」を作ります。


 

「樹脂自動計量混合吐出装置」の活用シーンとは?

電子・電気・半導体・精密機器の主な分野

・各種センサへのウレタン樹脂やエポキシ樹脂封止(樹脂充填)
・実装基板へのウレタン樹脂注型(ポッティング)
・パワーモジュール(デバイス)へのエポキシ樹脂やシリコーン樹脂注型(真空注型)
・モータや電源装置の制御基板へのエポキシ樹脂やウレタン樹脂注型
・コンデンサへのエポキシ樹脂注入
・コイルへのエポキシ樹脂含浸や真空注型
・LEDディスプレイへのシリコーン樹脂充填
ほか

輸送用機器の主な分野

・HV&EV用のパワーモジュールへのシリコーン樹脂注型(真空注型)
・ECUへのウレタン樹脂注型
・各種センサへのウレタン樹脂やエポキシ樹脂、シリコーン樹脂充填(ポッティング)
・制御基板へのエポキシ樹脂やウレタン樹脂注型
・モータへのエポキシ樹脂含浸
・複合素材(コンポジット)へのエポキシ樹脂含浸(真空含浸)
・ボディシーリング
ほか

電化製品の主な分野

・洗濯機のスイッチ実装基板へのウレタン樹脂注型(ポッティング)
・自動水栓用センサへのウレタン樹脂注型
・照明機器へのシリコーン樹脂充填
・水回り製品の基板へのウレタン樹脂注入(ポッティング)
ほか

その他の分野

医療機器、フィルム(コーター)、各種フィルタ、工具、建材など